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2016年ゴルフ規則改定

 2016-03-30
主要な変更点については、こちらを参照いただくとして、
個人的に特に重要と思われることについて取り上げておく。

規則14-1b. クラブのアンカリング
ストロークを行っている間に「直接的」に、あるいは「アンカーポイント」を用いることによって、
クラブをアンカーすることを禁止するために新しい規則が導入された。


中尺パター使いの自分としては大いに気になるところであるが、すでにアンカリングしない打ち方にしているのでセーフ。
ただ、ストローク中にグリップエンドがウェアを擦ることがあり、それはどうなのか?と気になっていたが、
「ゴルフ規則裁定集」に答えが出ていた。↓


14-1b/7 ストロークの間にクラブが衣類に触れている

質問: プレーヤーがクラブやクラブを握った手を自分が着ている衣類の一部に触れさせたままストロークを行う場合、どのような状況でそのことが規則14-1bに違反してクラブを直接的にアンカリングしたことになるのか。

回答: 規則14-1bの適用のために、クラブやクラブを握った手によって体に押し当てられている衣類はそのプレーヤーの体の一部分として扱われる。したがって、そのプレーヤーが衣類の一部を前腕あるいはクラブを握った手以外の体のどの部分であってもそこに押し付けるためにクラブやクラブを握った手を意図的に使うような場合、規則14-1bの違反となる。しかしながら、ストロークを行うときにクラブやクラブを握る手がただ単に衣類の一部に触れていることは違反ではない。そうしたことはそのプレーヤーがゆったりした服やレインウエアを着ていたり、そのプレーヤーの体格や体型が原因で彼の腕が生まれつき体の近くにあったり、そのプレーヤーがクラブを極端に体の近くで持っていたり、あるいはそのプレーヤーがその他の何らかの理由でストロークを行うときに自分の衣類に触れたりといったような様々な状況で起こるかもしれない。ストロークを行っている間、着用している衣類の一部を体のどこかの部分に固定するために意図的にクラブを握る手を使うことは規則14-3の違反となる(裁定14-3/7参照)。


よし。セーフだな。




規則18-2. 止まっている球が動かされる:プレーヤーやパートナー、またはそのキャディーや携帯品により
規則18-2b(アドレスしたあとで動いた球)が削除された。これは、球がアドレスしたあとに動いた場合、
規則18-2に基づく罰の適用は、単にプレーヤーが球を動かす原因となったかどうかに基づくことになることを意味する。


元々は、 『アドレスしたあとで球が動いたら、プレーヤーが動かしたとみなす』 だったものが、

2012年にこうなり、↓
『アドレスしたあとで動いた球(規則18-2b)。
アドレスしたあとで球が動いたときに、プレーヤーが球の動く原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実である場合、プレーヤーの罰を免除する新しい例外が追加された。
例えば、球にアドレスしたあとで、球を動かしたのが突風である場合、罰はなく、球はその新しい位置からプレーされる。』


で、今年は、『アドレスしたあとで~』が、まるまる削除されることに。
つまり、どんな場面であろうと、球が動いた原因がプレーヤーにあれば罰。なければ無罰。
アドレス時における、プレーヤーに対する冤罪がなくなっていくだろうとは思うが、
規則18に関しては、様々な場面でジャッジに迷うことは、依然多くあると思う。

例えば、、、アドレスしようと球に近づいたら動いた場合、
・そぉ~っと近づいたのか、ドカドカと歩み寄ったのか
・ライの状態、傾斜の具合
・雨、風、その他の気象状況 などを総合的に判断しなければならない。

例えば、、、素振りをしたら球が動いた場合、
・球からどのくらい離れていたのか
・素振りをしてすぐなのか、数秒後なのか
・ライの状態、傾斜の具合
・雨、風、その他の気象状況 などを総合的に判断しなければならない。


球の近くでは余計な行動をせず、慎重に。


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